原価差額の配賦処理 (労務費差額の例)
簡単な例でご紹介いたします。(昨年度実績にて、時間単価は5,000円に設定されています)
下記の表は上期に25,000,000円の労務費が原価計上しましたが、原価差額が発生したケースになります。
上期で実際原価を集計したところ、ボーナス等賃金支払いが予定より多くなったため、上期に28,000,000円の支払いとなった。
よって原価差額3,000,000円が発生した。このような場合には、上期終了時点で原価差額を配賦することができます。
(配賦期間は任意指定可能)
製番(工番) | 消化時間 | 時間単価 | 金額 |
---|---|---|---|
製番 A | 2000時間 | 5000円 | 10,000,000円 |
製番 B | 1500時間 | 5000円 | 7,500,000円 |
製番 C | 1500時間 | 5000円 | 7,500,000円 |
合計 | 5000時間 | ― | 25,000,000円 |
3,000,000円の原価差額が発生
配賦比率が合計消化時間に対する各製番ごとの消化時間の場合
製番(工番) | 消化時間 | 配賦比率 | 配賦金額 | 配賦前金額 | 配賦後金額 |
---|---|---|---|---|---|
製番 A | 2000時間 | 0.4 | 1,200,000円 | 10,000,000円 | 11,200,000円 |
製番 B | 1500時間 | 0.3 | 900,000円 | 7,500,000円 | 8,400,000円 |
製番 C | 1500時間 | 0.3 | 900,000円 | 7,500,000円 | 8,400,000円 |
合計 | 5000時間 | ― | 3,000,000円 | 25,000,000円 | 28,000,000円 |
その他配賦方法
原価比率による配賦
材料比率による配賦
外注比率による配賦
受注金額による配賦
その他様々な方法で配賦可能(お問合せください)